環境安全衛生
サイノファームでは、サイノファーム台湾と同一の環境、衛生と安全(EH & S)検査制度を採用しています。その実施規則は、アメリカ化学製造業者協会(CMA)で提唱されている8つ のレスポンシブルケア・コードに従って策定されています。これらのコードは、それぞれコミュニティーへの周知と緊急事態への対応、プロセスの安全管理、従業員の健康と安全の確保、実験室の安全管理、流通時の安全管理、請負業者の安全管理、有害廃棄物の管理、そして製品安全管理の8つとなっています。
従業員の安全と健康を保障するため、弊社では標準作業手順書(SOP)に隔離システムと特定物質の処理施設を明確に規定しています。アメリカ労働安全衛生庁(OSHA)の基準に従い、化学物質安全性データシート(MSDS)及び化学物質毒性データベースを構築しています。このようにして製造プロセスの安全性をより高めています。
これ以外に、化学反応による危険性とスケールアップ時の安全性評価の必要性に応じ、弊社では示差査熱量測定(DSC)などの危険性を予測できる実験設備及び薬物毒性予測ソフトウェア(Derekfor Windows)を導入しました。
従業員の安全と健康に関する記録に関し、弊社ではアメリカOSHAのガイドラインの要求に従いファイルを作成及び保存し、アメリカの化学工業界及び製薬業界の安全に関する統計と比較及び検討を行っています。
廃棄物の処理
サイノファームは、環境影響評価文書及び管理当局の承認回答意見として提出された環境保全措置に厳密に従い、環境保全施設を主体工事と同時に設計すると共に施工し、また同時に稼働させています。製造プロセスの開発時に、PHA会議を開いて廃棄物の処理方法を分析と検討をしています。生分解可能な廃水を廃水処理場において事前処理を行います。処理システムでは好気性生物処理技術を採用し、基準を満たした廃水と生活汚水を浜江汚水処理場に集め集中処理しています。
発生した汚泥は、江蘇康博工業固体廃棄物処置有限会社に送られ焼却処理されます。また固形廃棄物を江蘇康博工業固体 廃棄物処置有限会社などの処理資格を有する会社に依頼して処理してもらい、有害廃棄物の移動書類制度を厳しく実施しています。実 験室または生産工場から排出される大気汚染物質の有機蒸気、酸性ガスなどは、排ガス処理措置を経て処理され基準を満たしてから排出されます。プラントが建設されて以来、各種環境保全施設は完備され、正常に稼働し、各種汚染物質も長期的、安定的に基準を満たしてから排出されるよう確保しています。